(天草)ひまわり農場、代表鶏締役tuyocの日記です。バツイチ独身39歳革命家。崖っぷちに立ったら?飛ぶしかねぇだろ!というロックな人間だが、崖に気付かない能天気人間でもあるので、だいたい飛ぶ事はない。
by tuyoc39
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新の記事
facebookやってますw
at 2012-10-28 21:59
エコエッグ生産終了のお知らせ
at 2011-10-15 18:59
雄鶏ときを告げる
at 2011-08-20 23:20
季節は巡る
at 2011-03-23 08:34
たま子さんとたま美さん
at 2011-03-06 18:39
再び野犬を追跡する。
at 2011-02-24 07:15
2011梅花天気予報
at 2011-02-22 06:17
あなたに渡した名刺から
at 2011-02-01 07:12
見分けがつきません
at 2010-12-15 05:37
何を食べれば良いのだろう
at 2010-10-07 07:58
以前の記事
最新のトラックバック
たま子さんとたま美さん
from (天草)ひまわり農場 代表鶏..
再び野犬を追跡する。
from (天草)ひまわり農場 代表鶏..
再び野犬を追跡する。
from (天草)ひまわり農場 代表鶏..
水道復旧
from (天草)ひまわり農場 代表鶏..
オッサンやねぇ
from ひまわり農場、代表鶏締役日記。
フォロー中のブログ

海仕事(家庭製塩のすすめ)

誤字ではありません。前回は「梅」仕事でしたが、今回は「海」仕事です。
そして、家庭菜園ならぬ家庭製塩です。
本邦初(たぶん)家庭製塩のすすめ、はじまりはじまり〜。

ちなみに私、かつて自然海塩の製造に従事しておりました、いわば元プロでございますので、大船に乗ったつもりでどうぞご一緒下さい。

日本においては塩の原料は海水と、太古の昔から相場は決まっていますので、まずは海水を汲みに身近な海に行きましょう。海まで遠いという方も、日本にお住まいなら、水の流れに従って歩んで行けば必ず海に辿り着ける筈です、日本は海に囲まれてるのですから。

水は流れながらあらゆるものを溶かし込み、海に注ぎます。
水に流したあの人への恨みもここに辿り着いて沈殿しているのでしょうか?そう考えると何か癒されますね(ナンデヤネン!)。
さて、辿り着いた先は海水を汲むのに相応しい海だったでしょうか?
幸いにして私が辿り着いたのはこんな海でした。みなさんどんな海に辿り着くでしょうか。
a0030256_21324918.jpg
海水中の塩分濃度はたったの3%ですから、河川などの淡水の流れ込みからはなるべく離れましょう。今回は20リットルの水缶2本、40リットル汲むことにします。40リットルの海水から計算上1.2kgの塩が出来る筈です。

a0030256_2134174.jpg
家の中から薪ストーブを持ち出しました。本来なら冬の間に部屋の暖房を兼ねてのんびりやりたいところですが、梅干し用の塩が足りないのでそうも言ってられません、我ながら間抜けです。
a0030256_21345055.jpg
普通の鍋です。40リットルの海水を炊くからといっても40リットル入る鍋が必要な訳ではありません。海水を補充しながら炊き詰めれば良いのです。
後はガンガン薪をくべて水分を蒸発させるのみ。水分を蒸発させるのだから蓋はしない方が良いのでは?と思われるかもしれませんが蓋がある方が沸騰した状態を保ち易いですし、沸騰させなければ水分はなかなか蒸発しません。

a0030256_21351450.jpg
重ねて言いますが、冬の間に部屋の暖房を兼ねてやるのが理想です。間違っても梅雨時に屋外でやることではありません。雨で中断を余儀なくされました。

a0030256_21353993.jpg
塩の主成分は塩化ナトリウムですが、塩化ナトリウムが結晶する前にカルシウムの化合物ができます。これは鍋の底で板状に固まった石膏(硫酸カルシウム)です。この段階で海水は5倍程に濃縮されています。
海水を濃縮したものを、鹹水(かんすい)といい、濃縮の過程を採鹹工程といいます。塩生産の現場ではこの工程を採鹹装置で行います。日本における「塩田」というのも採鹹装置の一種です。

a0030256_21364547.jpg
塩化ナトリウム、キタ〜!
表面に四角い結晶がキラキラと浮いてきました。途中の中断を除いて、ここまでに二日かかっています。
a0030256_21373315.jpg
ここで一旦漉してカルシウムを取り除きます。エコバックが便利です。
ここまでくれば後少し。鍋の底で固まらないようにかき混ぜながら炊き詰めていきます。

a0030256_21381567.jpg
炊き上がりました。途中の写真が無く早送りみたいになってしまいましたが、実際に塩化ナトリウムの結晶が始まってからは早いです。およそ2時間でこの状態。まだ水分が少し残っているのが分かりますでしょうか?これが「苦汁(にがり)」です。塩辛さは無く、ぴりっと苦い味がします。
炊き上げのタイミングは適当なのですが(笑)苦汁の味が目安になるでしょう。つまり、残っている液体に塩っけが無くなったら出来上がりです。
a0030256_21391012.jpg
塩と苦汁を分離しています。再びエコバックが活躍します。ある程度苦汁が抜けたら最後の仕上げは遠心分離機で軽く30秒程脱水します。
a0030256_21401459.jpg
この遠心分離機は洗濯もできる優れもので普段は主に洗濯に使っています。
【注意】コンセント周りには絶対に苦汁を付着させてはいけません。苦汁はよく電気を通しますので、感電しますよ!水みたいに簡単には乾かないしね!
a0030256_2141199.jpg
できあがり!
さて、梅干し漬けよ。

いかがだったでしょうか?
家庭で塩作りに取り組む方のお役に立てれば幸いです。
塩を作るということは海との繋がりを取り戻すことでもあります。塩専売制度が撤廃されて以降いろんな塩が市中に出回っていますが、どんな高級な塩を買ったとしても、海と繋がる体験は付いてはきませんよ。
あなたと繋がる、あなたの下流に位置する海は、今、どんな状態でしょうか?
多くの人が家庭製塩に取り組んだとき、海を取り巻く環境はどう変っていくのか?そんなことを夢想しながらこの項を閉じさせていただきます。ありがとうございます。


人気ブログランキングへいつもありがとうございます。
[PR]
by tuyoc39 | 2010-06-21 09:12 | スロー
<< あけび発見! 梅仕事(ウィスキーで浸けてみた) >>